■美術史研究部門
書籍「描かれた『故郷』」 ―日本統治期における台湾美術の研究
邱 函妮(きゅう はんに)
プロフィール
台湾・台中市出身
東京大学大学院人文社会系研究科博士号取得
現在 国立台湾大学芸術史研究所助理教授
<主な業績>
- 2004年
- 『灣生‧風土‧立石鐵臣』(雄獅図書)
- 2010年
- 「近代台湾美術における「故郷」―黄土水と陳澄波の作品を中心に」
『鹿島美術財団年報』別冊第27号
- 2022年
- 第3回東京大学而立賞受賞 (東京大学学術成果刊行助成)
■美術史研究部門
展覧会「没後200年 亜欧堂田善 ―江戸の洋風画家・創造の軌跡」の企画および図録中の論文
坂本 篤史(さかもと あつし)
プロフィール
栃木県出身
神戸大学大学院人文学研究科博士課程修了(文学博士)
現在 福島県立美術館 学芸員
<主な業績>
- 2015年
- 論文「ヤコポ・ヴィニャーリとサンタ・マリア・ノヴェッラ修道院」
:第14回『美術史』論文賞
- 2018年
- 展覧会「生誕130年 佐藤玄々(朝山)展」(福島県立美術館他)
:美連協大賞「優秀カタログ賞」(美術館表彰)
- 2019年
- 展覧会「生誕120年・没後100年 関根正二展」(福島県立美術館他)
:美連協大賞「大賞」(美術館表彰)
この度は倫雅美術奨励賞に選出していただき、心より御礼を申し上げます。この受賞は、福島県出身の亜欧堂田善が魅力あふれる作品をつくりあげたこと、さらには、それらを今日まで伝えてこられた、地元・須賀川市の皆様をはじめとするご所蔵者様あってのことと存じます。関係者の皆様と受賞の喜びを分かち合いたく存じます。
松岡 まり江(まつおか まりえ)
プロフィール
千葉県出身
早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学
現在 公益財団法人千葉市教育振興財団(千葉市美術館) 学芸員
<主な業績>
- 2013年
- 論文「曽我蕭⽩筆「⽉夜⼭⽔図屏⾵再考―⻄湖・廬⼭のイメージ―」」
『美術史研究』第50 号、早稲⽥⼤学美術史学会
- 2018年
- 展覧会「百花繚乱列島―諸国絵師めぐり」展(千葉市美術館)
栄誉ある賞に選出頂き、有難うございます。展覧会の準備中は、コロナ禍で思い通りにならないことも多くありましたが、須賀川市立博物館をはじめとする各ご所蔵先より惜しみないご支援を賜り、その温かさに大変励まされました。お力添え頂きました関係各所の皆様に改めて御礼を申し上げます。
この度、名誉ある賞を賜りましたことを誠に光栄に存じます。研究調査と執筆にあたっては、数年にわたり多くの方々からご指導・ご支援をいただきました。心より感謝を申し上げます。本書を通して、より多くの方々に台湾美術に関心を持っていただく契機となれば幸いです。